12月 14, 2016

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本日は久々にお休みにしました。
なんかちゃんと休むの一ヶ月半ぶりくらいです。創業五年程度、弊社もいまやブラック企業です。ありがたい話です。

仕事が無いと言って生きた心地がしなかった頃が懐かしくもあるけど、また来年、再来年、いや、ひょっとしたら半年後にも同じような時期がまたくるかもしれないって気持ちは常にあり、どれだけ休み無しで働いても安心なんてないのが自営の業だなと思います。
そんな中、TLでお伝えしたかと思うのですが、来年二月、お芝居にでます。これまで全く関わった事がなく、ただ観客として焦がれただけの、個人的には全く誰もしらない劇団で。

意外に思われるかもしれないですが、自分は実は人見知りの引っ込み事案で、知らない人の輪の中に入っていくのは苦手だったりします。ホームとなる劇団もなくなり、大したツテもない自分なのに、それでも役者したいならそんな事いってられないわけですよ。
いくつかみたいろんな劇団の公演の中で、初めて「劇団」としてファンになったところがあって、そこがオーディションやワークショップあったら絶対いこう!って思っていたらチャンスがあって、オーディションとワークショップをうけたら、そこのお芝居に出るチャンスをいただきました。なんか自分の人生ゲームのコマが一つ進んだ感覚です。

嬉しくて嬉しくてたまらない。
でも不安は多いです。

特に最近仕事忙しいので、稽古時間以外で一人でちゃんと練習する時間とれるかな?とか台詞いれる時間つくれるかな?とか。
他の役者さんたちは俳優として活躍されている方達で、足を引っ張らずやれるだろうか?とか。
それと、ご縁でいろんな方に仕事をいただいて、自分の仕事を評価していただいているのに、一ヶ月も休んで、その前の一ヶ月も多分仕事量減らさざるを得ないだろうし。
頑張って自分で自分の座る椅子をつくったつもりだけど、そんな椅子はあっさり誰か坐ってしまうのかもしれない。なんて不安とか。
不安なんてあげればつきる事なんてないです。

まあでもね。

どうせ真面目にいきたって、どれだけ頑張ったって、不安は絶対生まれるし、自分と関係ない事象で、自分のたっている場所なんて簡単に瓦解するもんなんですよ。人生なんて。

それなら、自分で自分の人生のコマ進めらた事を誇って来年の二月、そしてそれ以外の仕事にとりくみたいと思います。
仕事も、芝居も好きで楽しくてやっている事なんで、不安なんて感じてたらもったいですから。

なんでこんな事書くかっていうと今日誕生日なんです。
だから、お休みとったんですが。

せっかくやすんだので、なかなかすすまない、その劇団にたのまれたwebサイトの作業をします。
って、結局休みでもwebつくるのかってw

しかたない、好きなんだから。


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1月 13, 2016

明けましておめでとう2016

illあけましておめでとうございます。

今年はもうちょっとまめに日記をつけたいって思います。
つか、自分が自分のwebサイトもっていた事も、会社のwebサイトももっている事もすっかりわすれていました。
そろそろ新しい技術の習得もかねてリニューアルしたいところですが、ありがたい事に仕事が忙しくそんな暇ありゃしませんがな。

色々最近はじめた事とか諸々の雑感をかきたかったりスターウォーズの感想かきたかったりするのだけど、とりあえず今日は年賀状イラストを乗せるだけにしておきます。

今年は申なので孫悟空にしてみました。
それだけはしちゃいかんと思っていたんですが、わりと安直に走ってしまいました。
これまでちょっと単純化しつつ、どっか個性をだせるキャラクターを書き起こしていたんですが、今年はもう少し動きのあるイラストにしたいと思い、安易に孫悟空にしてみました。意外とかわいくかけたのでお気に入りです。

今年はもうちょっと画を頻繁にかけたらと思っているので、この孫悟空も今年は画の勉強に色々かいてみたいなと思っています。
と思ってからもう10日たっているけど、まだかいていません。

まあ新年の抱負なんてそんなもんだよね。

クロコダイル0113

ほっといてください。

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4月 3, 2015

兄のこと

知っている人もいるし、知らない人には大して興味も無いようなお話なのですが、自分は家族仲が悪いです。
まあ悪い理由には色々あって、それはここでは書かないのですが、まあそりゃ子供の頃から色々あったので、そこは察してください。
そんな家族仲が悪いおけげで、身の回りの家族仲いい人達の話をきくととても癒やされます。
ほんと、みなさん大事にしたい家族がいるなら大事にしてください。

なんでこんな事を書くかっていうと、日記的に今感じている事を書き留めておきたかっただけです。
じゃあ別に非公開で良いって話なんですが、誰かにはき出さないとやってられない気持ちもあったりするので。

自分には兄が二人いて、そのうち一人はご多分に漏れず険悪で、基本両親同様断絶状態です。
でももう一人の兄(長男)とは、ちゃんと家族づきあいができています。
家族づきあいといっても、東京に出ているし、いろいろと付き合い辛いこちら的な都合もあり、疎遠ではあります。
そもそもなんで、長男とは大丈夫かっていうと、多分一番縁がないというか付き合いが浅いからです。

年齢が八歳ほど離れているというのもあるのだけど、うちの長男は本当に色々あまった人でした。
出生時のトラブルに端を発し、暴力的な父とももめ、網膜剥離で片眼の視力をほとんど失い、高校も中退する羽目になり、ろくなとこで働く事も出来ず、きっと幼い頃のいろんな夢をいろんな物に邪魔されて、夢見る事すらさせてもらえなかったんだろうと思います。

そんな彼が兄弟の中で唯一結婚し、子供(娘)をもうけ、幸せに家庭をつくっていたわけですが、
数年前脳出血で倒れました。後遺症として右半身が麻痺してしまいました。
奥さんが根性ある人で、特に誰にも頼らず、家族だけでそれを支え頑張っていたようです。
僕は結局なにもしませんでした。

右半身麻痺の後遺症をもちながらも、障害者枠のある会社に就職し、半身ひきづって仕事をしていたらしいです。それも後から聞きました。

そんな彼が再度脳出血で倒れました。
今度は左半身まで駄目になったようです。
よしんばある程度回復したとしても、今回ダメージ受けた箇所は、場合によっては痴呆を発症させる可能性があるらしいです。

「おとうちゃん苦労の多い人だったからね〜、もうこれで引退させてのんびりさせてあげたいんだよね〜」
なんて兄嫁さんはいってました。
きっとそんな前向きな言葉の裏には自分なんか知る事もない不安や葛藤や苦労があるはずなのに、他人(決して他人ではないけど)に迷惑をかけまいという気持ちが強いのでしょう。そして彼女にとっては他人ではない長男の苦労をまるっと抱えこむのだろうなと。

せめて姪っ子の学費とか、治療費の一部とかそういうところで協力できればいいなあと思っていたりもするのだけど、どう声をかけていいのかわかりませんでした。

今日二度目の見舞いにいきました。たまたま担当のソーシャルワーカーの人とあえてこれからどう大変かをきいたところです。

なんかね、世界って理不尽だなあって本当に思うんです。
別に誰に迷惑かけてないのに、生まれながら安心する家も与えられず、いきたい学校も選べず、かなえたい夢も聞いてもらえない家庭なんていくらいでもいるのにさ、そうでもない人が、それを当たり前として学業選択の自由を語ったり、夢を語ったりするんです。それが当たり前じゃない人間なんていくらでもいるんだよね。
そしてそんな当たり前すら無かったのに、なんでこの後に及んでこんな苦労を抱え込む事になるんだろうね。
一時、とても悲しい気持ちにもなったりしました。

少しずつ回復しているという連絡で、こちらの気持ちは少し楽になってますが、日々が過ぎるごと、兄家族には生活という現実がのしかかるんだろうと思います。僕はせめて世界に復讐するつもりで仕事を頑張り金を稼いで、姪っ子が夢を語れるようにしてあげれればいいなと思いますが、今日聞いた現実をきくと、不安のうちのほんの少しを解消する事しかできないかもしれないです。

それでもまだ自分は色々、周りの助けもあってあきらめないでいられるので、出来ることをやっていこうと思います。
理不尽な世界の上にある当たり前に感じる幸せは、すべからく薄氷の上に存在するという事を忘れないように。

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8月 25, 2014

二匹目登場

DSC01489二匹目のチーズさんやってきました。
先週の日曜日、8/17です。

なんていうか、女子ブログっぽく書くと「もぅまぢ天使」です。
IMG_1220こんな風にわりとよく臍天で寝ます。
比較的おとなしい子なんだけど、ちょっとかまうと、その後「かまってかまって」とワンワン泣くのがちょっとうるさいです。もちろんガン無視ですが。

あと、なぜかトイレトレーニングしてもいないのに、トイレでしか排泄しません。

Pさんなんて、すっごい手間がかかって、ほんと「育児って毎日が戦争」って思っていたのに、この子にはそんなのが一切無いです。

でも二匹目という事もあり、先住犬のPさん
IMG_1224
こちらが嫉妬しないよう、あまりかまってあげる事ができないのが悲しいです。
この初期の段階で、Pノ助さんのご機嫌とっておかないと、二匹が仲良くできないので、今は心を鬼にして、チーズさんをほったらかすという毎日です。ほんと、かわいい盛りなのにこれは切ないです。
でもまあ、数ヶ月以降から、きっと二匹仲良くできればこの先ずっとチーズもPノ助も幸せにやっていけると思うので、我慢我慢。

8月 11, 2014

二人目がやってくる!

DSCN3508今年の8/23で、我が家のPノ助さんもとうとう6歳です。もう結構なオッサンです。

昔、子供の頃かっていた犬がある時期を境に急に老け込んでしまって、犬ってどんどん自分をおいぬいて年をってしまうのがとても悲しかった記憶があり、それもあったので、Pさん飼うときは、5歳くらいになったら二匹目を飼いたいって思っていました。

でも、犬を飼い出して、いろいろ見えてくると、Pさんにとっては新しい犬がくるより、自分の事だけをみてもらっている方が幸せなんだって事が分かり、それが分かると二匹目飼うことにも結構な躊躇が。ずっとずっとどうしような悩んでいたわけですよ。とにかくPさんの幸せを優先したい気持ちもあったので。でも二匹目もいい刺激になるって話もあるし、こっちが上手いことPさん優先でコントロールできればPノ助にとっても遊び相手できていいかもしれないし。。。

 

なんて、思っているさなか、知人のペットショップよりいい子が入ったと聞かされ、せっかくなので見に行くことに。

 

そしたらもう駄目ね。

 

小さくて、ちょっと引っ込み事案で震えている子犬にやられてしまい、即決してしまいました。(汗

 

IMG_0277という事で銘々「チーズ」♀です。
Pさんと仲良くしてくれるといいんだけど。

 

7月 9, 2014

声の話

先日、去年から通っている朗読教室の発表会でした。
規模の大なり小なりはあるのだけど、やはり人前てまやるのっていいね。一番表現についてはためになる。そもそも人に聞かせるためにやる事なのでね。

元はといえば滑舌があまりよくないと言われ続け、それの矯正を兼ねて始めて、口にする言葉にはかなり意識がいくようになった気がするので、少しは効果あったような気もするのだけど、まだ実際の程はわかんないです。

今回の発表会での出し物は自分が行っている木曜クラスでの朗読劇で、セリフを喋るだけなので、ちょっと普段の芝居とあまり変わらない感じもあり、一人による朗読表現もしてみたかったのだけど、人と合わせるのは楽しいので、なんだかんだ言って楽しく本番ができました。

で、前からと言えば前からなんだけど、またしても言われるのが「良い声してますね〜」です。

なんていうかね。
誤解を恐れずに言うと
「もう声褒められるの飽きました!」バーーーン!!<ワンピース風

いや、もちろんありがたいし嬉しいんだよ。もって産まれた物を褒められるのって、自分にアドバンテージが有ることを再認識できるんで。

でもね、ほら、表現者たるもの、器質的なものと同じように、表現した内容で評価いただきたいじゃない。声褒められるたびに、「また声だけかー」と、ちょっと思ってしまうの。まあ、声以上に褒められる演技ができてないって事なんだろうけど。
そういや最近では、発話に影響与えないよう、なるべく落ちついて喋ろうとする癖も出てきて、それがいらんところで句読点つけてしまったり、リズムを崩してしまってるところもありそうな。汗

ま、こんな事かくと、歌を歌ってるうちの奴に「贅沢だボケ!」と怒られてしまうんだけど。そりゃまあ唄う人には声褒められるって大きいからそうだろうけど。それ言い出したら俺だって役者なので「顔や佇まいを褒められたいです!!」ドーーーーン!!<ワンピース風

と、まあ冗談めかしてかいてきたけど、最近褒められの声ばかりだから、ひょっとして「演技に慣れ」が生まれてきてて、以前ほど熱量の高い演技をしなくなってしまってたり、成長のプラトーが発生してたりしてるんじゃないかなとちょっと思ったり。

よくよく考えれば、普通の尺の芝居を最近してないしね。仕方ないのかもだけど。そこを仕方ないって思ってるところが既に慣れなんだろうなあ。
いかんいかん。
物創るのに慣れは最大の敵です。
そもそも、まだ全然上手くもないのに。
そう思えば、声しか褒められないのは仕方ないと戒めないとね。
声褒めてもらえるだけましかと。

でも高望みしたいんです!ドーーーーン!!

次は「トランス」のオカマ役をやる予定なんで、精一杯ぶつかろうとおもいます。

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6月 2, 2014

「シカゴ大公令嬢」に出演しました。

先日、客演で招いて頂いたガレリア座さんの「シカゴ大公令嬢」の公演が終了しました。
我ながらほんと馬鹿だなって思うのが、何も写真を何もとっていません。本番に夢中でした。
終わった後に、ぽっかりと存在を失い熱も冷めてしまったような会場を撮影しただけです。

IMG_1084IMG_1085

IMG_1089こんな場所でやりました。すごく広いんです。終わった後でその広さを実感し、あらためてびっくりです。
過去に、ベネフィックさんという吹奏楽団の公演で芝居を二度していて、その会場もやはり広ろかったのですが、さらに広いです。こんな大きな会場で芝居をする機会なんて普通に芝居やっててもあまり無いんじゃないかと思います。

ちなみに「シカゴ大公令嬢」というお話は、オペレッタのお話で、オペレッタというのも実は自分も今回初めて知ったジャンルでした。公演が近づくまでオペラの喜劇版という程度でしか理解をしていませんでした。
声楽やられている知り合いが何人かいて、その方達のコンサートのチラシをつくる事もあるので、唄を聞く機会はあったけど、いわゆる「オペラ」なんてまず見た事も無かったです。
それがまあ本番が近づくと色々見え始め、どんな大それた事をしようとしているのかを少しずつ実感しはじめました。自分は普段小さいな公演でも生演奏と一緒に芝居する機会が多く「生演奏で芝居するなんて贅沢だね〜」とよく言われきましたが、そんな比じゃないです。オーケストラですよ、オーケストラ。何事ですか。本当に。
まあベネフィックさんの経験もあるんで、オーケストラ規模の音楽バックで芝居もありますがね。
なんと、オーケストラの方達ったら噂に名高い「オーケストラピット」に入るんです。興奮ですっよ。そして舞台上にはセットがあるんですよ。噂にきいてきた斜幕とかも使っちゃうんですよ。オペラカーテンとかが開くんですよ。そしてソリストさん達の唄もすごいし、合唱さん達の唄が加わるとそりゃもう豪華です。かと思えば合唱の方達はまるでミュージカルみたいに踊るし。時代背景もあって合唱の方達が女性陣皆さんモガになっちゃうし。

普通の芝居とちがって凄い稽古期間が長いな〜とは思っていたけど、いざ蓋があくと「なぜこんな公演が成立するかが分からない」ってくらいのボリューム感でした。なんの奇跡ですか、これは。ってくらいです。ちょっと前に初自主公演してヒーヒーいった自分が完全にお子様です。

いやあ、ホント良い経験しました。

ちなみに物語は1920年。EUのクラシック文化とUSのジャズ文化のそりの合わない時代のお話。
世界は当時イケイケのアメリカ$が席巻し、アメリカがいろんなものを買い漁って陵辱していた頃です。なんかちょっと前の中国やバブルの頃の日本とも重なります。
ヨーロッパの人からしたらいけ好かない、チャラい存在のアメリカ。その象徴としての「ジャズ」がクラシックである「オペラ」の領域をどんどん奪っていくような演目でした。

日本語訳されているので、曲の展開などの意味がはっきりと分かり、それがすごく面白かったです。一つの曲が、アメリカ側の象徴として歌われるけど、それをヨーロッパ側の人が歌うとなんだか嫌みになったり、そんな側面もみれたりして。

最終的には爵位まで得た主人公が、ヨーロッパの人達の祝福を受けるとき(2幕の最後)、ヨーロッパの面々が、重厚で荘厳にそれをたたえる唄を唄ったかと思うと、アメリカ側はものすごく軽く挨拶を返す曲になったりして、なんかお買い物感覚で爵位をもらっちゃったってくらいの軽さの対比が面白かったり。

物語もあるけどやはり音楽を楽しむものなんだな〜と感じました。

そんな中、歌わなくて良い役どころである主人公の女性の父親、大富豪「ベンジャミン=ロイド」さんの役を演じさせていただきました。最初は大金持ちなるくらいだからものすごく厳格な人かと思って役をつくったけど、演出家の指示は違っていたので、気持ちを馬鹿親にちょっとずつシフトさせ、気持ちはちょっと軽めにしつつ、見た目や振る舞いはしっかりするって程度にしておきました。役者として、本当にその役をこなせていたかは自身ないですが、役としてその芝居に果たすべき役割はなんとか果たせたんじゃないかと思っています。

通常、オペレッタでのこのように演じる人って、普通合唱等で唄をうたっている方達のなかから選出される事だと思うので、こうやって自分が呼ばれる機会なんてこの先そうそう無いと思います。

ものすごく貴重な体験をいただいた事にガレリア座の皆さんに深く感謝します。
あと、やはり表現者である以上、アマチュアもプロも関係無いんなって再認識させていただきました。皆さんに敬意を込めて。ありがとうございました。

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4月 21, 2014

40代最初の勝負

昨日、CoventGardenCLUB LABO.「ドリームシアターへようこそ」の公演が終了しました。なんとカワベコージによる作演作品処女作になります。

この話というか企画は、自分が以前所属していた劇団をやめる時に書いた企画で、短編として3本くらい脚本をかいていました。そのう中で完成度が高いと思っていた「case:天城メグムの場合」と、今回の書き下ろし「case:キクジの場合」を一本、その二本を足して、全体をとおして一つ物語になるよう脚本を追加したもので、今回の公演に臨みました。

今回、二つのエピソードとそれに起因して発生した事件を描いたわけですが、テーマは「女性と、その個対個の関係によりなりたつ人格形成」だったります。副題として「Wellcom to the RealWorld」としています。タイトルを英文にすると「Wellcome to the DreamTheater」なのに、サブタイトルが真逆になってます。これはちょっとした皮肉だったりもします。「現実を見据えた戦う女性」という意味合いをこめてます。
その他、色々、実はしっかりよみとけば、展開の端々にいろんな意味をこめていたりますが、それは受けとり手にゆだねる話なので、あまり言わないようにしようと思います。いくつかは続くエピソードにも繋がっていきますので。

「ドリームシアターヘようこそ」自体は「人の心のあり方」をテーマにしてます。
見ると普通の日常を延長としたヒューマンドラマなのですが、背景はしっかりとSFだったり哲学だったりさせたつもりです。しかも連作を想定したので、主人公二人の背景を回収されない伏線としてほんのりいれてます。なので、ちょっと好き嫌いが別れるかとは思います。まあここは好みの話かと思うので、見る人次第です。

そんなこんなで演劇作品としての処女公演が終了しました。
これは40代最初の勝負でした。
でもこの勝負って人生を通してもけっこう大きな勝負だった気もします。
もともと幼い頃から映画監督とか漫画家とかに憧れてて、色々世界観つくって物語を考えるのが好きでしたが、個人で簡潔する物作りで終わっていた自分には、結局その世界をちゃんと表現する事ができないでいました。それが数年前、ひょんな事から芝居を始め、役者仲間が出来、しばらく音信が途絶えていた音楽をまかせられる友達と再開し、ちょっとずつ、そういう事ができる準備のような物ができました。
そして色々考える事もあり、自分の考えた話で、一念発起し制作もして、演出もつけ、芝居をする事にしました。

この年で新しく勝負するなんて、わりと怖い気持ちも多いしプレッシャーもおおきかったです。失敗したらどうしようとも思いました。もっとも自分の真価が問われる勝負だった気がしたので、本当に恐ろしかったです。思えばそういう勝負から逃げていた気もします。

結果、勝負して良かったです。
それを支えてくれたり応援してくれたりする人に恵まれたので、自分のいままでやってきた事は間違って無かったんだなと思える事ができました。
見てくれた人も、創った世界観や登場人物、物語を好意的にうけとっていただきました。
続きをみたいといってくれた人も何人かいました。

ちょっとこのシリーズの完成を40代前半戦のライフワーク(40代前半だとライフワークといわないかw)にしようかと思います。

それでは観劇していただたいお客さん、

不慣れな演出に応えてくれ、様々な助力をくれた役者さん、

素晴らしい音楽をつくってくれて、期待通りの演奏による演技と世界構築してくれた音楽家さん、

いきなりの依頼に忙しいのに唄をうたってくれたボーカルさん、

面倒な裏方を快く引き受けてくれて芝居をささえてくれたサポートスタッフさん、

公演を陰ながら応援してくれた多くの方々。

皆さま、ありがとうございました。

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2月 26, 2014

チラシできました

fly_034月に行う芝居のチラシができました。

自分の作品のチラシをつくるなんて、すごく久々だったので、こだわりの落としどころとか、見る人との温度感とかをみつけるのもなかなか苦労しました。最終的には、あまり見る人に媚びない方向でちくってはみましたが。

今回、自分の作品という事もあり、随所に意味をこめていたりします。
ロールシャッハっぽくつくっているタイトル上のアイコンと、背景にある人型の顔の形は「ペンフィールドの小人」を元にしたり、タイトル周りの文字はゲシュタルトの崩壊をイメージしているとか、ゲシュタルト崩壊を誘引しやすい文字をねらって、違う文字の組み合わせで一つの文字を形成したり、数字は人であれば認知できるけどPCでは認知できないような文字にしたり(これもゲシュタルト統合の成せるわざなんでしょうかね)。そんな感じで脳と心をモチーフとしたデザインにしてます。

でも、まあ見る人はそんな事どうでもよく、「なんか面白そう」とかって興味もってくれればって感じです。

印刷屋に先ほど入稿しました。
今週末にはとどきそうです。

って事で今週末から飲みにでかける口実ができてしまいまいたw

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2月 18, 2014

芝居やります

実は4月に芝居をやる事になりました。
しかも、役者ではなく、初の作演として。

一応現在はCoventGardenCLUBというユニットで活動しているのですが、そこからの派生ユニットとしてCoventGardenCLUB・LABOというのが立ち上がりました。一応自分がCoventで作演する場合はこのユニット名となります。
主演は普段Covent等で作演している北村くんです。

役者やるより緊張しますね。
初だからってのもおおきいけど。すっごい失敗して、評価をガタンと落としてしまうかもなんだけど、そういう挑戦から逃げてきた気もするので、40越えて初というのも恥ずかしい限りだけど、自分は恥をかく覚悟をきめつつ、参加してくれる役者は魅力を出せて、楽しませてやれるよう頑張ろうかと思います。にしても、ほんと不安で一杯です。

サイトの方は暫定ですができてます。
http://coventgardenclub.jp/labo/dreamtheater/

日程は確定していますが、まだ公演時間をきめていません。
これは一両日中に決める予定です。
更新情報等のお知らせはTwitterでおこなっています。
良かったらこちらもfollowしてください。

https://twitter.com/CGCLABO

ってことで、41も頑張って色々挑戦していきま〜す。

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