10月 26, 2009

Christmas State Of Mindフライヤー作成

CSM_03.jpg燦早-さんさ-という女性ボーカリストが12月に行うライブのフライヤー作成しました。
State of Mindというライブなのですが、まあ全般的にJazzな感じです。元々デザインフェスタで知り合った女性なのですが、歌とMCのギャップにやられる感じなので、みなさんも是非みに行ってください。「アホの坂田やって!」ってリクエストするとちゃんと答えてくれますんで。
ちなみに、今回のフライヤーのテーマは「クリスマス」
まー、クリスマス物ってあんまり作らないので苦労しましたよ。ってやり始めたらサクサク作っちゃいましたが。
元々ライブがHOMEとTOWNをイメージした二面構成という事もあり、それをどう再現するかをすっごい悩んだんですが、その構成をこのさい無視し、メインである「クリスマス」だけを再現しようと決めました。
んで、この表面なわけですよ。
でもほら、デザイナーとしてはライブの構成もしっかり再現したいプライドがあるので、二面構成は裏でちゃんと表現してみました。
CSM_05.jpgこんな感じです。
最初は両A面的なデザインにしようとか、表面で二面構成的なデザインにしようとか、色々考えたんですがね、なんかキャパオーバーっつうか、破綻したっつうか。見切りをつけるって大事ですね。
おかげで良い感じのフライヤーに仕上がりました。
表面のグラフィックはあまり自分がやらないようなエレメント使い。
また引き出しを増やす事できました。
って、これいじょう器用貧乏デザイナーになってどうすんだ?って感じの今日この頃です。
ちなみに、さんさのwebサイトはこちら。
http://sunsa.jp/

10月 23, 2009

キャラディグ準備:箱庭制作2

では残りの作業のレポート一気にいきます。
前回まで作っていた基本の部分に多層構造の浮島を追加します。
今回出展する「東京六式」は6つの多層構造の東京という架空の舞台があるので、それの再現って事です。
http://tokyo-6.com/

SANY0024-2.jpgまずは浮島の準備。ディノスの通販で買っておいた「東京六式浮島セット」をそれぞれおパーツ毎に分離します。
分離すると断層面は素材の白い部分が見えてみっともないので、黒くぬりました。まあ基本っすね。
SANY0050.jpgそれをえいやあ!っと基本の上にはっつけていきます。まあフィーリングで貼ります。細かい場所は気にしません。創造主ですもの。
あとはこれに載せるキャラクターたちの準備。
これは一人一人印刷し切り抜きます。
こんな感じ。
SANY0051.jpg
この行程が何気に一番面倒。
一枚一枚ハサミで切るわけですから。
んで、これに針をテープで付けて、一個一個刺していくわけなんですが、いきなりぶっつ本番でやると配置のバランスが心配だったり、実際に刺した時の様子、ゆるくないか、固定しきれるのか等々のテストを兼ねて、別のボードに試しにさします。
たまたま今回は同じサイズに六式空撮地図を印刷したボードがあったので、それでテストする事に。
SANY0053.jpg
試してみると、意外とキャラクターたちの数が稼げそうだって事や、角度についてちょっと考えられたりと、まあ見えるものが多くて良かったです。何でもテストはするもんです。
で、なんとなく具合よくなってきたあたりで、それを何となく本番にうつします。
SANY0055.jpgのサムネール画像
で、できあがり。
良い感じです。
駄目なとこと言えば写真が手ぶれしている事くらいか。
でもこれ1ヶ月間現地に吊されるわけだけど、1ヶ月間形状が維持できるのかが心配。
こわれませんように。
って事で実物はキャラディグで。
あと2点はキャンバスに印刷したもの一点と、六式風景写真をまとめたもの一点を出します。
良い評価が得られると良いね〜

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10月 21, 2009

キャラディグ準備:箱庭制作1

デザインフェスタ出展の代わりに出展する事になった「キャラディグ」。
A3サイズまでのものを三点までという事なので、その内容で「東京六式」を再現する事を考慮し、一つ、この世界を模した箱庭をつくる事にしました。
箱庭ならA3プラス奥行きが使えるので、扱えるキャラクターの数も圧倒的に増えるしね。
箱庭の元を準備しました。
SANY0022.JPG
ディノスの通販で買えます。
嘘です。
・フレームとなる木枠
・フェンス素材
・六式の空撮写真素材を印刷したパネル
大まかにはこんな感じです。
いきなりくみ上げるのもミスの元なので、とりあえずベースの仮組しました。
すると何てことでしょう。
SANY0028.JPG見事にサイズがバラバラ(汗
どれひとつとしてサイズが一致していません。
仕方ないので、一番小さい枠に併せて、各素材のサイズを調整する事に。
木枠は縦木材を1.5cmずつ積め、地図パネルは前面フレームを貼り付けた上カット。
そして綺麗に。。。
SANY0030.jpgサイズあいました。
サイズが合った事を確認し、木枠を木工用ボンドで仮組。そして釘打ち。
木枠に、先ほど前面フレームを貼り付けサイズ調整した地図パネルを接着。
ここで何とか、基本のベースが完成です。
SANY0031.jpg
次はできあがったベースにフェンスを作ります。
ベースの横にあるのがフェンス素材。
SANY0033.jpgこれを各面毎にタッカーで打ち付けます。
どうでもいい話ですが、昔友人に「個人宅にタッカーがあるなんて!?」って驚かれました。わりつ普通にディノスの通販で売ってますよ(嘘
案外あると便利です。わりと僕は何でも物つくるの好きなので、タッカーは本当に重宝します。皆さんもぜひ。
MAX ホビ-ホチキス TG-HC
で、打ち付け完了。
SANY0035.JPG角はガビガビですね。
まるで、ふれる者を手当たり次第気づけてしまう繊細な10代の心のようです。
まあそりゃそうですよ。なんの処理もしなければ。
って事で処理をします。
どうするかっていうと、ワイヤーを、フェンスの上から1.5cm〜2cmくらいの位置に通します。
SANY0037.jpgこんな感じ。
SANY0038.jpgワイヤーの長さは、それぞれ角が余る程度の長さに。するとこう角が交差する部分ができるじゃないですか。
それをとりゃ!
と、ラジオペンチとペンチを使いねじります。
あとは、ワイヤーの上にあるフェンスの上側を、おりゃ!とワイヤーを巻き込むように織り込む。
すると、ほら、良い感じになったでしょ。
SANY0042.jpgで、あとは下の部分がみっともないので、予め準備しておいたソレっぽいテープを貼り付け、隠しつつ、保護・固定。
で、できあがり。
SANY0043.jpg
これで基本の部分が完成。残りは浮島の制作になるんですが、もう今日はこの辺で。
また後日中盤戦のレポートします。

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10月 14, 2009

空気人形見ました

4402b45a.png是枝 裕和さんの「空気人形」見てきました。
ものすごい良い作品だったと思います。
とはいえ、個人的に見た感じで感じた事を挙げると、結局この映画が伝えたかったのが何なのか。荒唐無稽な事を通して、ただ都会に住む人々の空虚さを描きたいだけだったのか。今ひとつその真意が測りかねます。
ただ、それは見る人によっていくらでも解釈のできる懐の深い造りだからこそかもしれません。見る人の状態や気分をいくらでも投影できる作品に感じました。
登場人物全てが、何らかの空虚感を持ち。
そして代用品だったり、別の代用品に怯えたり、不要品となる事を恐れたり。
そして不要とされてしまったり。
だけど、命である以上必ず何かの関わりがあって、あなたは誰かの命に関わっている。
ただそれにしては終わり方が悲しい気もします。
何だか救いの無い感じもそこにはありました。
そこにあったのが希望なのか、絶望なのか。
そこが計りきれません。
まあ何にせよ、すごくよく出来た映画だったと思います。
キャストが素晴らしく、それに伴う映像、音楽など、どこか浮遊感と空虚感が漂う。全てがバランスよくまとまっている感じでした。
■フォートウォーミングなものを期待した人にはアレです。
CM見てハートウォーミングなものを期待した人にはちょっとお勧めしがたい感じです。
そんな人は、「ラースと、その彼女」という映画の方がお勧めかもしれません。
ラースと、その彼女 (特別編) [DVD]
■原作コミックを読みました。
20090911154326712.jpgちょっとこの作品に触発され、原作(といっても短編)を読みました。
業田良家の「ゴーダ哲学堂」
ゴーダ哲学堂 (竹書房文庫 GY 8)
なんかタイトルに惹かれたのと、「短編集」ってのに惹かれて買ったのですが、とても面白いです。
社会に対して視点をちょっとずらす「哲学感」が面白く、短編だからってのもありますが、読み手に考えるゆとりがあるのが良いです。この辺は、映画「空気人形」にも通じるものがあります。
ちなみにこの短編集、前半は前述した通り「視点をずらした」漫画だけど、後半は完全に哲学というか、何というか。漫画でやる必要あんのか?って疑問を覚えるというか、哲学というよりは詩とか散文に近いかもしれません。
まあそれでも面白いと思うというか、かえってそういうのが好きな人もいるでしょうから、良しという事で。
須賀原 洋行さんの「うああ哲学事典」とか好きな人にはわりとお勧めな感じかと。
新釈 うああ哲学事典 上 モーニングワイドコミックス
こちらは哲学的な論理を、荒唐無稽な世界のアーキテクチャーに置き換えて見せる短編集。どちらかというばこちらはギャグで読みやすいです。まあ「ソフィーの世界」みたいな感じです(嘘)
なんか、秋に読むには良い漫画だと思いました。

10月 13, 2009

デザフェス出展中止・その代わり

去年の春から出展続けているデザインフェスタですが、本秋は出展を中止しました。
結構続けている気分だったけど、よくよく考えたら三回しか出展してないのね。
まあぺーぺーですよ。僕なんて。
でも単独一般参加で毎回アトリウムブースはさすがにキツイです。
リーマンショックのあおりを食らった身分では今回は無理でした。
■その代わりに
デザフェスの代わりに、マイミクBの勧めで「キャラディグ」というアートフェス?に出展します。
・キャラディグ
http://www.charadig.com/
六本木のギャラリーで行われるキャラクター発掘イベントだそうです。
もともとテーマがテーマなだけに、おあつらえ向きな感じです。
出展作品によるコンペも行われます。
来場者も投票できるので、「俺にいれろ」とは決して言わないのですが、まあ興味ある人は是非。
開催は11/1から一ヶ月。
ギャラリー六本木ってトコは、よく知らないんだけど、ラウンジ営業していてフード・ドリンクもあるみたい。
http://www.gallery-roppongi.com/
まー、オシャレ。
ちょっと胡散臭い感じのするオシャレ加減です。
あまり人に評価を下される場には出る事ない(苦手)ので、色々と参考にはなりそうだなと楽しみです。
って事で、今週からは出展作品の制作にとりかかろうかと思います。
って仕事しろって感じなのですがね。
まあ仕方ない。これが本職だ。

カテゴリー: DAYS