5月 31, 2013

上京後18年

IMG_0469特に仕事もなく、家もあるわけでもなく、一人上京して18年くらいたっちゃいました。あの頃は初めての一人暮らし、初めて生まれた所を遠く離れての暮らしに、風呂無しの四畳半ぼろアパートだったけど、毎日が新鮮で楽しい日々だった。なんてかくと今は楽しくないみたいだけど、そんな事はない。でも、東京自体が新鮮でないのは確か。

先週の観劇、そんな自分にとって東京の象徴でもあった下北沢にいってきたのだけど、下北に訪れるのは、下北沢駅の地下化以降初めて。

あの上下に入り組んで、迷路みたいでゴミゴミしてて、あちこちに踏切があって、その周りに雑多に店が並ぶ景色が、地元にはないものだったからとても新鮮で大好きだった。だから、なんとなくその一つの風景がなくなるのが寂しいし残念。でも、社会も街も生き物だから、つねに変わり続けるのは当たり前の事だし、きっとこういう事なんだと思う。

昔、自分よりずっと年上の人達が
「昔ここはこんなだったんだよ」
「昔、あそこにはなにも無かったんだよ」
なんてよく耳にしていた。
きっと数年後、自分は若い子に「昔、下北沢の駅は地下じゃなくて雑多だったんだよ」なんて言うんだろうなと思うと、自分が年をとったって事を痛感するけど、あの時新鮮で全てが異世界だった東京って街と、いつのまにか一緒に年を重ねてきたんだなあと思う。
自分の生きてきた道筋がいつのまにか記憶の中の物になっていって、その記憶の中のものがどんどん増えていく。

昔話ばかりすると、未来のない老人みたいになっちゃうから、いつだって先の事みていたいけど、ときには昔の話をできるといいなと思う。

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5月 27, 2013

5m4we:観劇+大喜利練習

先週末は、前回に比べればちょっとノンビリな週末。
■土曜日は観劇してきました。
以前CoventGardenClubで共演した珠乃さんという方が出演された「泥沼ちゃん」というお芝居です。
彼女が所属する散歩道楽さんの公演でした。

http://www.sanpodouraku.com/index_frame.htm
内容はどこにでもいる女性がどんどん泥沼にはまっていく物語なんですが、初っぱなから度肝を抜く始まりで面白かったです。良い点をあげるときりがないくらい沢山良いところがあったんだけど、一番良いなと思ったのは役者陣のバランスの良さでしょうか。演技もまとまっていて、一人一人の役がリアルに感じがしました。

珠乃さんのお芝居もこれで三つ目なんですが、共演以降見たのが二つ目で、一つ目の年年有魚さんの「Baggage Claim」という短編集だったのだけど、その時と今回は、なかなかキツイ役。共演した方の知らない面が見られるってのは楽しいもんですね。自分もそういうのが見せられる役者でいられればいいのだけど。実際はどんなんだか。汗

観劇もおわり、下北と新宿をちょっと散策してから、翌日が朝早いから家路に。
ま、わりとノンビリした週末でした。

■日曜日は大喜利の練習でした
日曜は朝から大喜利の練習。
なんだよ、大喜利の練習って。って感じですが、6/9に友人カップルが結婚パーティをするんです。自分それをなぜだかしきっちゃってんですが、その中で焼酎亭のメンバーに大喜利をお願いしました。

最初はどんな事になるだろうかと心配だったのだけど、いざ色々とつめていくと実に面白く、これは本番が楽しみ。な内容になりました。色んな人に見せたいのだけど、結婚パーティなのでそうもいかないのが残念な話です。

その後、稽古場が神楽坂だったので、その後の予定に余裕があった女子三人と神楽坂散策してきました。
天気もよく、飲んべえも混じっていたので、持ち歩きで飲めるように路上で売られていたスパークリングワイン片手に飲み歩き。まるでTV番組のような光景W。神楽坂の町並みってほんと散歩してて楽しいですよね。途中、なにやら路地裏に誘う足下の花模様が。
IMG_0481なんかどっかの美大の学生のインスタレーションのようで、花模様に誘われるまま、猫のように路地裏にはいってしまう事に。ま、もともと路地裏すきなんで、花模様なくてもはいったと思うけど。

その後、さらにビールをのみ、神楽坂の中腹にある海鮮系居酒屋?のランチをたべて解散。

あとは帰ってのんびりと。

そんなのどかな週末だったり。

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5月 20, 2013

朗読+新ユニット立ち上げ?+芝居観劇+コンサート

自分に何があったのかなんて、すぐに忘れてしまうタイプなので、なるべく日記でも書きたいのだけど、やはり日々の中忙殺されてしまいます。
そして自分に何があったかを忘れていく。もっと記憶に止めた方が、その分人生も豊かだろうに。

なんか予定盛りだくさんの週末でした。

■朗読やったよ@焼酎亭
まず土曜日は最近頻繁にお邪魔している「焼酎亭」さんの老人ホーム寄席。
焼酎亭さんってのは役者による落語の一門なんですが、その焼酎亭をやられている方と、Covent Garden Clubでの共演をきっかけに、寄席の方にお邪魔させてもらってます。
一応、自分も門下の人間として名前があって「焼酎亭 エチル」です。基本、名前は酒の名前、もしくは酒に関わる名前という事なんですが、「いつまであっても半人前」という自戒をこめてエチルにしました。いつまでたっても飲み物じゃありませんw

んで、その寄席で、自分は落語がまだできないので、とりあえず朗読をしています。
ただ朗読するのも芸がないので、童話や名作等を自分で「絵本」にして、それで朗読をしています。
今のところネタとして描いたのが宮沢賢治の「よだかの星」と浜田廣介の「泣いた赤鬼」です。それぞれ一回ずつ、老人ホーム*1寄席で朗読させてもらってんですが、この日は「よだかの星」を二回目ですがやらせてもらいました。
「君もそろそろ落語やろうね〜」といわれているんですが、なかなか踏み出せずいて、その絵本を描いてるわけだけど、この日の寄席でなんと老人ホーム*1の方に着物をいただいたしまいした。着物もらっちゃったらそろそろ踏ん切りつけねばって事で、次回は落語に挑戦してみたいのだけど、絵を描くって作業が楽しいので、絵本朗読のための作業がなくなるのはちょっと残念。ま、交互に絵本、落語、絵本、落語、でもいいのかもね。
IMG_0439その寄席の帰り、同じ焼酎亭一門の焼酎亭手毬ちゃんをおんぶしました。小さい女の子おんぶすんの初めての体験だったので、ちょっと大人の階段を上ったきになった40歳おっさんでした。

■新ユニット立ち上げ?by ユニット三方礼
今年の頭、ベネフィックさんという吹奏楽団の定期公演で、演奏中の合間に差し挟む芝居で共演した方達と、「馴染みの店が食べログで上位に入ってしまい、予約をとりにくい店なったので、せっかくだから行って見よう」という話で、我が家の近くにある「焼き鳥屋興」にいってきました。五人で飲んでたんだけど、このうち二人が実は最近誕生日だったので、こっそりケーキを準備してお祝い。
この五人で、ベネフィックの公演以降ちょこちょこ会って、新ユニット立ち上げを画策してるんですが、10月か12月くらいに公演しようかって話にまでなってきました。

当面本番の予定が無かったので実現するといいな〜と思ってます。

ちなみに、この日皆で合流したのはもう一つ理由があり、そのベネフィックさんの公演の時のDVDが出来たという事だったので、それの鑑賞会。
自分の芝居を映像で見るというのはあれですね。色んな意味でガッカリします。
いつかガッカリしない演技ができるようになりたいです。

ちなみに、この日の議題で「ユニット名をきめたいね」というのがあったのですが、結局決まらず。
とりあえず「三方例(仮)」で良いのじゃないのかって話に。(仮)でも三方礼ってちょっとどうなのよって感じですw
この調子じゃギリギリまできまらないか三方礼になりそうだなと感じた夜でしたw

これで土曜日が終わり。

■芝居観劇
そして翌日は知人で役者の先輩の方が立ち上げたユニットの芝居を見に新宿へ。
三人ユニットなのだけど、役者の先輩以外は初めて芝居をする人達。思えば数年前の自分です。
公演した箱は自分が二回目の芝居をした場所。
なんか色々感慨ぶかかったです。

初心を忘れることなく芝居を続けたいと思いました。

■そしてコンサート
fly_03んで、その芝居をみたあとはコンサートに。以前フライヤーを作成した楽団の本番です。

バルトークという人の音楽を演奏されたんですが、前から小耳に挟んではいたけど、なかなかキチガイじみた曲でした。
このフライヤーの作成依頼の時も「アバンギャルドなスラブ人」をテーマにしてください。と、言われたのだけど、なんか納得の楽曲でした。

自分の大好きな作家さんで「ヤン=シュヴァイク=マイエル」ってチェコの作家さんがいて、その方はそらもうキチガイじみたアート活動をされているんだけど、そんなヤン=シュヴァイク=マイエルの映像作品のBGMにでもなってそうな世界観でした。

フライヤーのグラフィックなんだけど、この音楽性ならもっとヤン=シュヴァイク=マイエル感を出しても良かったのかもしれないけど、ま、一般的な方にむけたフライヤーとしての成立を考えると、そこまでグロテスクにもってくわけにもいかないので、着地点として良いとこつけたような気がしました。

そんなこんなで疲れるけど、色々活動のあった週末だったなあと。

おつきあいいただいた方々、ありがとうございました。

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5月 15, 2013

ひろとようのおしゃべりコンサアト

Printあわてて続いてblogの更新です。

先日、ピアニストのうえだ ようさんのコンサートのチラシを作成しました。
今回のオーダーは「昭和感や大正感のあるダサさ」という事で。
わりと苦手なオーダーですw

最終的にはこんな風になりました。
印刷は普通の紙ではなく、古くささや安っぽさが出るよう、クリーム色の紙をつかっています。
本当はクラフト紙とか使いたかったんだけど、クラフト紙って高いのね。安っぽいのに。

なんかちょっと変わったコンセプトでお届けする、クラシックの小規模お気軽コンサートになるようです。興味ある方は是非。

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ひろとようのおしゃべりコンサアト

2013年5月18日
17:30 OPEN 18:00 START

代々木の森 リブロホール
東京都渋谷区代々木3-35-4

さとうひろゆき:黒管
うえだよう:鋼琴

R.シュトラウス:ヴァイオリンソナタより
カプースチン:Big Band Sounds
フィンジ:5つのバガテル
スパーク:クラリネット協奏曲 ほか

前売:2000円
当日:2300円
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って、今週末の話なんですよ。ほんと、ちゃんと更新しなきゃね。

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5月 15, 2013

鶏と新にんじんのハーブパスタ

IMG_0424ほんと、びっくりするほどブログの存在を忘れてしまいます。
ちょこちょこパスタつくってて、そのたびにアップするつもりが、全然アップしてない事に気づいたので、久々にアップします。

久々の太め系男子パスタは「鶏と新にんじんのハーブパスタ」です。
偉そうにかいてますが、あまりものの胸肉と新にんじんを処理しただけです。
ホントはトマト味にしたかったけど、トマトピューレがきれてたのでハーブ味です。

でも、最近家庭菜園でハーブがそだってきているので(無駄に女子力高い)、そだったローズマリーを使ったので、とても香り高いパスタになりました。ま、これもトマトつかってたらそれがわかりにくいので、これはこれで良かったのかと。

でも今度は鶏は胸肉じゃなくもも肉にして、新にんじんではなくざく切りトマトを使ってつくろうと思います。きっとその方が美味しいとおもうので。