珍しく、ちょっと考えた事をかきます。
川崎の少年の事件について、犯人の画像がネットで回ってるようです。その中には、おもしろ半分で拡散する子供だけではなく、少年法にたいする怒りから、”正義”感から拡散する方もいるようです。ものすごく気持ちはわかります。正直自分も犯人たちは許せないです。
ただ、ちょっとここで冷静になって欲しいな〜なんて思います。
そもそもその拡散されている「犯人像」がほんとうに犯人かどうなのかまだ定かではないと思うんです。最初の拡散した人間が間違えた人間を拡散したかもという理由もあれば、そもそもまだ裁判にまで至ってないからという理由もあります。だからむやみに拡散してはいけないと思うんですよ。
そしてなによりも冷静になって考えて欲しいのは、少年法が間違っているなら、法を犯した少年をネットを使ってリンチする事じゃ無く、法改正を働きかける事だと思うんです。
そのために大事な事は、政治家への働きかけや、そういう考え持った人たちによる投票率増進だと思うんです。
一人一人主観も価値観も違う人たちがそれぞれの正義感で人を裁くというのはどうしたって偏りがでるし、それでは正しく公平に裁けないから法が必要なんです。だから法が生まれたんです。だから近代国家は法治国家である必要があるんです。いまそれが法であるなら、自分たちはそれに従う事が唯一の正義だと思うんですよね。
正直、現行の少年法は無理があると思うんですよ。自分は専門家じゃないから詳しくはないですが。
ただ、法を変えていく権利を選挙制度によって与えられてるわけじゃないのかな。と思うんです。
現行メディアは残念ながら、それを正しく導けるほどの情報をあたえてくれません。一部のメディアは資本主義の原則に従った上での事なので致し方ないのかもしれないです。
だからネットが注目されているのに、ここでネットを正しくつかわないで、こういう事に行使したら、もう何も正しいものなんてなくなりますよ。それは北斗の拳の世界です。ケンシロウの手の届く範囲の人間しか救われませんよ。それじゃあ。
ネットでさらして少年法を形骸化する事を目的とする人もいるかもですが、それしたらあいつら少年法を利用してある意味形骸化した犯人と同じです。目には目をってハムラビ法典はもうとっくの昔に捨てた知恵です。
ほんと、少年法は理不尽だと思うし、この犯人には本当に腹が立つし、個人的には死刑になって欲しいとすら思います。
理不尽と思うからそれを破るのでは無く、正しい手順でそれを変更できるようにしないと、これからの世代に顔向けできないし、それこそ川崎の少年は報われませんよ。
だから、あまり感情に走った行動はやめましょうね。
だから、皆で政治に関心もって投票いきましょうね。
それは義務じゃなくて権利なんだから。
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