3月 25, 2009

死刑囚042

7andy_07103274.jpegそろそろ次回のデザインフェスタの準備をしないといけないんです。でも、何故だかモチベーションが上がりません。
自分の作品に対して疑問を感じている自分がいたり、次の芝居・とある映画の撮影の事で頭がいっぱいの自分がいたり、理由は色々。
でも一番の理由は「何もしない時間が無い事」なんだと思う。言い訳にしか聞こえないと思いますが、どうしても自分の作品を着手する際、まず何もしない無駄な時間が必要なんです。
そんな中、先日久々に無駄な時間を過ごしました。
「ブックオフでひたすら立ち読み」しました。
まあ無駄と言ってもそこで読んだ漫画はものすごく良い漫画でしたが。
読んだのが表題の「死刑囚042」042と書いて「オシニ」と読みます。
以前ヤンジャンで連載していた漫画です。途中から読んだ漫画でしたが、とてもおもしろい作品ですごく気になった漫画でもありました。「ドラマ化したらきっとすごいものが作れる」って感じる漫画でした。
それを改めて読みました。ええ立ち読みです。スミマセン。
改めて思ったのが、恐ろしいほど「素晴らしい漫画」です。
死刑制度廃止の法改正を見越し、死刑囚を永年社会奉仕させるための仕組み開発実験のため、外の社会に出た死刑囚の話です。
彼は頭に「人を殺したくなるほどの興奮状態」を察知すると爆発するチップを埋め込まれ、そして社会の縮図でもある学校に放り込まれます。死刑囚である彼と、その研究のために立ち会う人たち、そして学校を取り巻く人々。そんな彼らの交流を描いた作品なのですが、ものすごく多くの事を考えさせられます。
僕は個人的に死刑賛成なのですが、「死刑に賛成するという事がどういう事を是認するのか」という事を一つの実例をもって理解させられます。それを理解したからと言って、別に死刑反対に考えを変えるものではありません。またそれを訴える作品でもないでしょう。どちらかというと「命と人の関わりと」を描いた作品でしょうから。
だから、死刑制度を考えるために読んで欲しいわけではなく、純粋に人を考えるにあたり読んで欲しい作品です。
むしろ蒙昧な死刑反対者には読んで欲しくないくらい純粋な作品です。どちらかと言うと自殺願望を持っている人に読んで欲しいです。
あり得ない設定のフィクションで、絵柄もアットホームなのですが、法務省主導の元進められるあたりや、関わる人々の設定が非常にリアルで説得力があります。そして一人一人に感情移入ができる丁寧さがあります。泣ける作品です。
日本が漫画大国なのは周知の事実なんですが、こんなスゴイ良い作品が埋もれているわけだから、本当、日本って漫画大国なんだなあって感じます。
少しでも多くの人の手にわたると良いと思い、珍しく記事にしました。
でも僕は立ち読みしちゃいました(汗
読み切らないで買えば良かったです。
でも、買う時は作者に還元できるよう新品を買おうと思います。
全部で五巻ってあたりが手頃なので是非。

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